【宝石の煌き (Splendor)】~拡大再生産入門ゲーム!一番のお買い物上手は誰だ~
宝石の煌き(※以下、スプレンダー)は、フランス発祥のボードゲームで、2014年度ドイツ年間ゲーム大賞にもノミネートされた人気作品です。簡単なルールとプレイ時間の短かさに加え、深い戦略性と運要素とのバランスがとても良く、初心者と経験者の差が比較的出にくい(埋まりやすい)ゲームです。 重すぎないプレイ内容に、1回プレイすると、すぐにもう1回!となることでしょう。 宝石を集め、資産を築くという流れ、プレイ感覚はカタンの簡易版とも言えます。 今回はそんなスプレンダーのルールについて紹介します。
プレイ時間 | プレイ人数 | 利用シーン |
---|---|---|
30分 | 2〜4人 | じっくり・何度も |
1. 宝石の煌きのおすすめポイント
次に、宝石の煌きのおすすめポイントを3つ紹介します。
1-1. 宝石の煌き - ここがおすすめその① – シンプルで手軽
自分の手番にできることは「宝石を獲得する」か「得点カードを買う」か「得点カードを予約する」のどれかです。
「手に入れた宝石を支払って得点カードを購入していく」というシンプルなアクションでゲームを進めていくため、初心者の方でも一度プレイすれば、終わる頃にはある程度感覚を掴めていることでしょう。
また、宝石の煌きと同じゲームジャンル(拡大再生産系) の中でも軽すぎず重すぎない内容に、もう一度やってみたい!となること間違いなしです。
ルールがシンプルなので、説明する時も「宝石で買い物するゲームで、購入したカードに割引券ついてるよ。買い物上手な人の勝ち!」という感じで伝えれば分かりやすいと思います。
1-2. 宝石の煌き – ここがおすすめその② – 実力と運の絶妙なバランス
なんといっても、実力と運のバランスが程よく、初心者と経験者の実力が埋まりやすい点です。
自分の計画と盤面に出てくるカードがずれてしまうこともあり、1,2回目はルールの理解度によって負けることはあっても、数回のプレイであまり影響はなくなることでしょう。
もちろん、流れが変わった時の軌道修正を早くすることや、どこをどう見据えてトークンやカードを取ると良いかを深めていくことも出来るゲーム性もあるので、普段軽いゲームをプレイされている方が、気分をかえて少し重くしたい時におすすめです。
1-3. 宝石の煌き – ここがおすすめその③ – 一発逆転できる
ゲーム前半の流れはゆっくりでも、後半から購買力が上がり加速度的にゲームが進んでいきます。
そのため、「あのプレイヤーはもう◯点も取っている...」と不安になっても、怒涛の追い上げで逆転を狙えるゲームです。
「あと1ターンあれば...」と僅差で勝敗が決まることが多いため、どこの一手が不必要だったのか、振り返りが楽しいのもポイントですね。
2. ゲームの目的
スプレンダーは、獲得した宝石トークンを支払って、得点カードを購入していき、威信(勝利)ポイント15点を目指すというシンプルなボードゲームです。
以下、簡単にルールを紹介しますが、詳細は「ルール紹介」の記事で紹介しているのでそちらもご覧頂ければ幸いです。
入っているもの
「得点カード」「宝石トークン」「貴族タイル」が入っています。
①宝石トークン
宝石トークンは、このゲームでは得点カードを購入するための「お金」として使います。
宝石トークンには、赤・青・緑・白・黒・黄色の6種類があります。
黄色は特別な「黄金トークン」で、どの色の宝石の代わりとしても使うことができます。
②得点カード
得点カードは、宝石トークンを支払うことで購入できます。
左下はそのカードを購入する時に必要な宝石の数を表した「価格」です。左上はそのカードを購入した時の「得点」です。
例えば、上の画像のカードなら「緑5枚」「赤3枚」の宝石を支払うことで、「2点」分のカードが手に入ります。
もちろん高得点のカードになるほど、購入時に必要な宝石の数が多いので、手に入れるのが難しくなっています。
③貴族タイル
左下に表示されているコスト分(得点カード指定の枚数)を集めると自動で手に入ります。
左上の数字がポイントとなります。
〈手番で出来る事〉
- 宝石トークンを得る(下記いずれかを選択)
- 同色のトークン➡︎2個(ただしサプライに2個以上残せる場合のみ)
- 異なる色のトークン➡︎各色1個づつ、計3枚(3色)
- 発展カードを購入し、自分の前に並べる
- 発展カードを予約(手札にする)し、黄金トークンを1枚得る
3. まとめ
いかがでしたでしょうか。このゲームを初めて遊ぼうとした時は、難しそう...とも感じたものですが、手順のシンプルさや、絶対的な勝ち方のないゲーム性にすぐ魅了されました。
序盤にコツコツと買い貯めたカードで後から追い抜く、最初から点数を稼ぐことだけを意識したカードの購入、様々な勝ち方が出来る奥深いゲームに、ハマること間違いなしです。
見た目に反して、プレイ時間が短いので気軽に遊べますし、その軽めな感じがリプレイ率の高さにも繋がっていると思います。
ぜひ一度プレイしてみて下さい!