【インタビュー】リトルケイブ新宿南口店 お手頃価格で本格料理も満喫でき、手軽にボードゲームを楽しめる魅力のカフェ空間

【インタビュー】リトルケイブ新宿南口店 お手頃価格で本格料理も満喫でき、手軽にボードゲームを楽しめる魅力のカフェ空間

カフェ記事第2弾は、ボードゲームカフェ“リトルケイブ新宿南口店/マネージャーの岸本さん”にお話を伺いました。提供される料理のクオリティが高すぎるリトルケイブの魅力を、若きマネージャーが抱くボードゲームカフェへの熱い想いとセットでお届けします。

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リトルケイブの成り立ち

Q.「本日は、貴重なお時間をありがとうございます。初めに、リトルケイブご出店の経緯について改めてお伺い出来ますか?」

まず、リトルフューチャーというWEBサイト制作等を行う会社の代表を務める江見が、オーナーとして2016年に立ち上げたのがリトルケイブ(高円寺本店)です。「リトル(小さな)フューチャー(未来):この世にまだないすぐそこの未来を作る会社、そして、リトル(子供)フューチャー(将来):子供たちの行く先々の世界を豊かにできる会社でありたい」との思いが社名の由来で設立されました。そこから、ボードゲーム好きにとって、アジトの様なカフェにしたいという思いからリトルケイブ(小さな洞窟隠れ家)という名前が付けられました。また、元々の出店の経緯は、オーナーの江見が個人的に所有していたボードゲームが置ききれなくなり、かねてより、多くの人に自身の好きなボードゲームを遊んでもらいたいという思いが原点だったようです。そんな中、「すごろくや」などがあり、ボードゲームのメッカ的な場所であった高円寺で1号店を開始しました。

Q.「新宿南口店と高円寺本店を比べたときの違いなどはありますでしょうか?」

コロナ渦ではありますが、昨年12月に新宿南口店をオープンしています。新宿という立地上、若年層のお客様によりボードゲームを楽しんで頂きたいという狙いから出店しています。その為、より開放感あるカフェの様な雰囲気作りを心がけています。当初の狙い通り、実際に学生などの若い方々が中心となり3-4名のグループで多く来店されています。また、来店されるお客様はボードゲームを初めて楽しまれる方や、未だ数回程度といったお客様も多いです。他方で、高円寺本店はボードゲームで遊ぶことに慣れたお客様も多く来店されます。ですので、新宿南口店では置いているボードゲームの種類もライト目なものを中心に厳選しています。(新宿南口店で700個程度、高円寺本店で2,000個程度が常設しているイメージ、関東圏では一番多くのボードゲームを扱っている部類のお店とのこと。)

店舗のボドゲ棚

和食料理人から一転、ボドゲカフェのマネージャーへ

Q.「岸本さんがリトルケイブにご参画されたタイミングはいつ頃なのでしょうか?」

私は3年ほど前にリトルケイブに入社しました。元々は和食料理人としてキャリアを始めており、天ぷらなどを作りお客様に提供していました。ボードゲームが好きで、リトルケイブにはファン(常連客)として通っていました。そんな経緯で、江見とも入社前から面識があり、自分が転職を考えているタイミングで料理人としてのキャリアを活かしながら、リトルケイブの飲食部門マネージャーとして働かないかと声を掛けてもらい今に至ります。

Q.「食という点では共通しますが、それでも和食料理人からボードゲームカフェのマネージャーとなると大きな転身にも感じます。当時はどんな思いで決断されたのですか?」

元々、4年制の大学で経営学のゼミに所属するごく普通の学生で、特に料理が得意という訳でもありませんでしたが、接客や人への直接のサービスを通じて、多くの人を喜ばせたいという思いから、前職の和食料理店でのキャリアをスタートさせます。当初は、接客や店舗管理を学ぶつもりでしたが、ひょんなことから料理人として働き始めます。最初はとても苦労しました笑…。しかし、人に喜んで貰うという点では接客も調理も一緒ですし、料理を作ることの面白さにも次第に目覚めていきました。そんな中で、自分自身もファンでもあり「面白いボードゲームと美味しい食事を楽しめる空間」を提供しているリトルケイブで働くことと、前職との間に大きな隔たりは特段感じませんでした。

インタビュー風景

元祖、料理が美味しいボードゲームカフェとしての自負

Q.「リトルケイブが大切にしているコンセプトについて教えて頂けますか?」

開店当初から、かなり料理に力を入れているボードゲームカフェとして運営してきています。よって、「元祖、料理が美味しいボドゲカフェ」という自負はかなりあります。また、どのお店でも力は入れている点だとは思うのですが、一見さんなどのライト層が多いので、新宿南口店では特に普段ボードゲームを遊んでいないお客様へのインスト※にかなりこだわりを持ってやっています。そうすることで、ライトなお客様の層にとっても入店までの敷居が低い場作りを心がけています。

※英語のinstructionからの略語でボードゲームのルール紹介をする行為を指します。

Q.「なるほど、それぞれ順番に深ぼり出来ればと思います。まず料理ですが、口コミやネット上の記事などで料理が美味しいというコメントを私も目にしました。メニューなどは創作されているのですか?」

はい、店舗スタッフメンバーからも意見を募り、全てのメニューを自分達で考え、材料の仕入れ・調理を店舗で行っており、電子レンジで解凍するだけなどの既製品を使っておらず、常に出来たてをお店で提供しています。30種類近いレギュラーメニューに加え、期間限定メニューを数種類提供しています。また、お客様の反応を見ながら、レギュラーメニューも半年ごとに入れ替えを行っています。1番の人気メニューは「スパイスカレー3種合い掛け」です。スパイスの調合から独自に行うというこだわりで、カレー専門店で提供されていても良いレベルのものだと思います。昔は2種合い掛けだったのですが、人気メニューであったため現在はルーが+1足され、3種合い掛けで提供しています。また、レモンクリームパスタなどは女性のお客様にも大変人気です。軽食を提供しているお店で、ミートソースやカルボナーラを提供しているお店はままあるとは思いますが、レモンクリームパスタを提供しているお店はそう多くないのではないでしょうか。味もかなり本格的です。他にも、スパイスや塩コショウのみで味付けしたケバブサンドは、ラム肉本来の旨味も楽しむことが出来ます。デザートも9種類と豊富に扱っており、中でも個人的なお気に入りは新宿南口店の店長が考案したミニパフェです。生クリームの代わりにマスカルポーネチーズを使っており、さっぱりとした口当たりでペロッと食べられます。

スパイスカレー ◆1番人気のスパイスカレー3種合掛け(1,000円)、次回プライベートで来店した際に是非注文したいです。

オムライス

Q.「話をお伺いしているとどんどんお腹が空いてきます笑。やはり、一般的なボードゲームカフェと比べるとかなり力を入れていることが伝わってきます。実際に来店される方も多くの方がフードメニューを注文されるのですか?」

はい、特に土日・祝日はより多くのお客様が注文しますが、平均すると来店されるお客様の70~80%がフードをオーダーされるイメージです。少し脱線してしまいますが、高円寺本店は路面店ということもあり、ハンバーガーショップだと思って来店され、後からボードゲームカフェと気付かれるお客様も時々いらっしゃいます笑。料理は、リトルケイブの創業来、一貫して力を入れているポイントでもあり、新作メニューの開発など今後も力を入れていきたい所です。

レモンクリームパスタ ◆インタビュー後に編集部もレモンクリームパスタ、ケバブサンド、ミニパフェを頂きました。どれも美味しい!個人的なお気に入りはレモンクリームパスタ、レモンの爽やかさが加わったクリームソースとパスタの相性は絶品でした!

キッチン ◆岸本さんが実際に調理されている風景も撮影させて頂きました。やはり、元和食料理人ということで、キッチンでの立ち姿が格好いいです!

インストにかける熱い思い

Q.「それでは、2つ目のインストについても詳しくお伺いできますか?」

インスト次第では、面白い名作ボードゲームも印象が悪くなってしまう可能性があります。特に新宿南口店はボードゲーム初心者のお客様が多く、中にはご友人に連れられて初めてプレーされる方もいらっしゃいます。そうした中で、お客様とボードゲームとの初めての出会いを「楽しい体験」と思ってもらうためにかなり注意しています。具体的には、インスト用のマニュアルを作成し、店舗での従業員への研修なども行っています。インストの質向上には終わりはないですし、インストする人それぞれに各々のやり方があると思っていますが、全てのスタッフが、お客様の属性(ボードゲームの習熟度、グループ間でのばらつき、嗜好など)を把握して、それを踏まえてインスト出来るように必要なガイダンスを行っています。

Q.「ありがとうございます。実際に岸本さんにインスト頂くことは可能でしょうか?」

良いですよ。(編集部の無茶振りを快く引き受けて頂きました笑。)それじゃあ、私の好きなボードゲームである「ウミガメの島」でインストさせてもらい、少し遊んでみましょうか。

ウミガメ ◆実際に岸本さんにインスト頂いたゲーム

Q.「インストありがとうございます。やはり相当わかり易いですね!あんなに短時間でさっとルールが頭に入ってきて驚きました。岸本さんご自身はインストする際にどんなこだわりをお持ちなのですか?」

最初に、ゲームの世界観を簡単に説明した上で、まずはゲームの目的とその目的達成の手段という全体の方向感を説明します。その上で、どういった点に気を配った方が良いかというそのゲームのポイントとなる所を併せて伝えます。このゲームのポイントというのは勝ち方ではなく、あくまでプレーヤーが意思決定していく上での重要な変数となる点です。個人的には、世に出ているもので、本当に面白くないというボードゲームは滅多になく、プレーヤー間のゲーム理解度の差が大きいと、そのゲームを面白くないと感じさせてしまうことに原因があると考えています。よって、この差を生まないインストを心がけています。

インスト ◆ウミガメの島はインストしてもらった後に一緒にプレーしました。大好きなゲームということで、岸本さん今日イチの笑顔が!そして結果も岸本さんが圧勝でした笑。

お気に入り・オススメのボードゲーム

Q.「岸本さんが個人的に好きなボードゲーム、あるいは来店されるお客さんに遊んで欲しいオススメのボードゲームをお伺い出来ますか?」

個人的に好きなゲームは先程の「ウミガメの島」含め色々ありますが、「スカル」が1つ挙げられます。ブラフゲームはたくさんありますが、チキンゲームの要素が加わることで、ここまで幅広い層のプレーヤーに楽しんでもらえるゲーム性は正に名作だと思います。後は、来店されるお客様によくオススメするものでは、メジャーなものだと「インサイダーゲーム」、少しマイナーなものだと「袋の中の猫フィロー」などが挙げられます。

全てのステークホルダーが幸せになってくれる場としてのボードゲームカフェ

Q.「リトルケイブ新宿南口店の今後の展望についてお伺い出来ますか?」

リトルケイブでは定期的な食事メニューの開発や毎月30-40個くらいのペースで新作ボードゲームを入荷するなどに加えて、メンバーズカード(来店回数を重ねることで割引が受けられる特典)、学割(平日の時間帯の学生は6時間1,000円で利用可能)、フリーパス(月~年間単位の定額パス)など様々な取り組みを既に行ってきました。今後はコロナも少し落ち着いてきたこともあり、新宿南口店では何らかのイベント企画・開催なども力を入れていきたいと考えています。実際、高円寺本店ではコロナ前ですが、常連のお客様を中心にBBQやお花見、年越しなどのイベントもよく開催していました。メインの顧客層がライトユーザーな為、一見の方も多いですが、それでも来店されるお客様の半分程度はリピートしてくださっています。リピート頂いているお客様がリトルケイブをより好きになってくれる、或いは新規のお客様がリピートしたいと思ってくれる様な、仕組み・場作りを意識して、新たな取組みをこれからも行っていきたいです。

店舗風景①

店舗風景②

Q.「最後に岸本さんの今のお仕事に対する想いを教えて下さい。」

私自身の仕事に対する思いとして、関わる全ての方々に幸せを届けたいというものが根底にあります。リトルケイブで言えば、お客様や店舗スタッフなどの従業員だけでなく、ボードゲームのクリエイターの方などが挙げられます。特に、リトルケイブは、業態としてボードゲームというものが無ければ本来の価値を提供できないことは明白です。そういったことからも、ボードゲームの作り手の思いを実際に遊ぶユーザーに対してしっかりと伝えるということもボードゲームカフェが果たすべき役割だと考えています。その為には、プレーした時間を楽しい時だと感じてもらうことは大前提であり、インストや店舗の雰囲気、提供する料理まで含めた場作り(=体験)に特に注意を払っています。また、実際にプレー後のお客様にもプレーしたボードゲームを購入出来る場所などの紹介も行うようにしています。そうすることで、日本のボードゲーム市場全体が活性化していきますし、私含めてリトルケイブのメンバーはボードゲームの楽しさをもっと多くの人へ届けたいという思いでやっています。例えば、来店されたお客様の初めての「カタン」のプレーをリトルケイブで体験する、そしてプレーした人自身が友人など他の人にもおすすめしていく、そんな流れを大きく生み出せる場所になって欲しいという想いを持って働いています。

末尾

まとめ

今回はカフェインタビュー第2弾として、リトルケイブ新宿南口店さんにインタビューさせて頂きました。料理や場作りへのこだわり、そしてマネージャーである岸本さんのボードゲーム市場全体に対する熱い想いを少しでも多くの読者に届けられたら本望です。岸本さんはじめ、ご協力いただいたリトルケイブ新宿南口店の皆さま、本当にありがとうございました。

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LITTLE CAVE(リトルケイブ)新宿南口店

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電話番号
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営業時間
全日11:00-21:00
(※リバウンド防止措置実施終了までの間)
住所
東京都渋谷区代々木2-6-8 新宿exビル7階
アクセス
JR新宿駅南口の改札より徒歩3分

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