【インタビュー】ミリオンパーセント ⾧屋を改修したヒト中心のボードゲームカフェで味わう極上のコンシェルジュ体験

【インタビュー】ミリオンパーセント ⾧屋を改修したヒト中心のボードゲームカフェで味わう極上のコンシェルジュ体験

今回は、⾧屋を改修した、ヒト中心のボードゲームカフェミリオンパーセントさん、オーナーの住中さんに インタビューをさせて頂きました。ボードゲームを通じた最高の経験を届け、人が集まる素敵なカフェに ついてお届けします。

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アナログゲームの面白さ

Q.「本日は、お時間をお取り頂き有難うございます。まず初めに好きなボードゲームについて聞いても宜しいでしょうか?」

色々好きなものがありますが、ちょっとマニアックなところだと交渉だけでゲームを進めるライナー・クニツィアの“クォ・バディス”というゲームが好きです。 個人的には運の要素がありつつ他人との絡みがあるゲームが好きなので、“クォ・バディス”は少しいやらしい交渉が出来、人間性がでる所が面白いです。 他のゲームだと、人とわいわいしながらオリジナルのいかさまを生み出す“いかさまゴキブリ”が好きですね。 対面でしか出来ないアナログゲームだからの面白みって何か?と考えた時に、人のもつ能力をフルで活用することだと思っています。 “いかさまゴキブリ”は人の気配や視線・意識まで考えてプレイするところがいいですね。 後、堂々といかさまを考えられる遊びって、このゲーム以外にないのではと思います。

一人一人が主人公の場を創る

Q.「では、住中さんについて教えてください。前職何やっていたのでしょうか?」

今もですが、芸術家をしています。様々な場所で街づくりに関わるアートプロジェクトを行う活動を行ってきました。人と人が自由に関わりあう「場」を作り出す活動をしているのですが、本来その役割をもつはずの公共施設は関わる人が平等であるために、平等に禁止事項が多いんです。 そういう場所から面白い出来事は生まれにくいです。 良いこと悪いこと含めいろいろな出葉事が起きるのは、それぞれの人が主人公で居られる「空き地」みたいな「場」だと思っています。そんな空き地みたいな人が集まり様々なやり方で楽しめる「場」がもっとあったらいいと思っています。

ボードゲーム好きの素敵を集めた場所

Q.「ボードゲームカフェをやろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?」

ボードゲームは趣味として2003年からずっと好きでした。 現在、約900個のボードゲームをお店に置いていますが、実はそのほとんどが私物で十数年間でここまで増えてしまいました。 前述した通り、私は本業で人と人が出合い楽しむ「場」を創ることをしてきましたが、一定期間で終わるイベントではなく、⾧い期間を通じてずっと人が集まれる「場」を作りたいという想いがありました。 そんな時に、たまたまボードゲームカフェで知り合い集まった仲間と、想いを共有し、人、場所、やりたいことのすべてが集まり、ボードゲームを通じてそんな場所を創りたいとスタートしたのが今のミリオンパーセントです。

ミリオンパーセントのコンセプト

Q.「素敵な創業ストーリーですね!それでは具体的にミリオンパーセントのこだわりポイントをお伺いさせてください。」

どのようなコンセプトのカフェなのでしょうか? 人と人が集まって生まれる楽しさを100%を越え届けていきたいという気持ちを込めてミリオンパーセントという名前を付けました。

Q.「なぜそのようなコンセプトにしようと思ったのでしょうか?」

もともと自分たちは、あるボードゲームカフェで知り合いお店を開くに至ったのですが、それは知らない人同士がボードゲームで楽しく出合ったからこそ可能なことでした。自分たちが出会ったそのお店の店⾧さんは本当に素敵な人で、ボードゲームを通じて人と人をつなぐ場を本当にいい空気感でつくっていた人でした。そのお店はオーナーの都合で残念ながら閉じてしまったのですが、その人の思いを受け継いでいて人と人との関係を大切にしたいとメンバー全員で考えています。

人間味、温かみを大切にしたカフェ

Q.「とても素敵な内装のカフェですが、こちらにも何かこだわりはあるのでしょうか?」

まずボードゲームカフェは人が⾧く滞在する場なので、居心地が良い空間を強く意識しました。そのためにできるだけ広く感じてもらうために一階の天井を外し吹き抜けをつくり、空間を縦に広げることにしました。 また、お店の空間に楽しい要素も欲しいと思い、隠れ家のようなロフト空間もつくりました。⾧屋は天井を外すといい感じの梁(はり)があることを知っていたので二階の天井を外し、その梁を見せる空間にもしています。 築90年近い⾧屋には温かさやアナログっぽさが自然に存在していたので、それを生かすように木材と漆喰で仕上げ、なんとか居心地のいい空間がつくれたのではと考えています。改装のほとんどを自分たちで改装したので空間への愛着も大きいですね。築90年分のほこりをかぶったりしながら結構大変な思いをしながらの改装でした。YouTubeに制作過程の動画を上げているのですが、これをもう一度やれと言われても数年はやりたくないですね(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=npBefUDaiwY 改装の過程

https://www.youtube.com/watch?v=hSrisRF5vK0 改装のビフォーアフター

ボードゲーム初心者から玄人まで楽しめる極上のコンシェルジュ体験

Q.「そんなミリオンパーセントの魅力を一言で言うとなんですか?」

ホスピタリティですかね。以前お客さんに「このお店はホスピタリティが高いですね」と言われて嬉しかった言葉です。私たちは本当にボードゲームが好きなメンバーで集まってやっているので、ボードゲームを最大限お客様に楽しんでいただけるように、コンシェルジュのようにお客さんに合わせたボードゲーム体験を提供していきたいと考えています。置いているボードゲームにはマニアックものも多くありますので、来て下さったお客様に合ったゲームをお勧めしていきたいと考えています。もし、最初にやったゲームが 面白くなければ、その後ボードゲームを続ける気もなくなるかもしれないじゃないですか。だから、初めての方には特に最初のボードゲーム体験が本当に面白くなるように、プレイしたいゲームの方向性を聞き、それに合わせたオススメをするよう気をつけています。 また、カップル二人で楽しみたい方には、二階の二人の空間に入り込めるような座席にご案内したり、わいわいしたゲームがやりたいが、少人数でいらっしゃったお客様とは一階の大テーブルでスタッフが一緒にプレイする事もあります。空間が縦に分けられているので、それを利用した席の案内にも気を使いながら、来て下さった一人一人の方のボードゲームが楽しいと思う体験を大切にしています。

ボードゲームと言う名の総合遊戯

Q.「住中さんにとってボードゲームの魅力とはなんでしょう?」

先ほども言いましたが、人と人で全ての能力を使って遊べる事だと思います。論理的な思考力だけではなく、交渉力などのコミュニケーション力、運の強さ、反射神経など、様々な自分の能力を使って短時間で遊べることがいいですね。また、いい大人が本気で子供の遊びのようなものを全力でプレイしたりと、他では味わえない幅広い非日常体験が詰まっているのがボードゲームだとも思っています。 人生ゲームやモノポリーが多くの方にとって親しみがあるボードゲームだと思いますが、一言にボードゲームと言っても本当に幅が広く、気軽に遊ぶものから、やればやるほど楽しくなる奥深いものもあり、色々な楽しみ方ができます。だからこそ新しいゲームをやっていく内に様々な新しい体験ができる。これは現代のボードゲームにしかない魅力だと思います。

Q.「この先、どんなカフェにしていきたいか?」

ボードゲームが初めての方には様々なボードゲーム体験をして頂きながら、経験者の方には新しいボードゲームと出会って頂きながら、人と人との良い出会いをこのミリオンパーセントで作って行きたいと思っています。 コロナ禍の最中に開店した当店は、ずっとリアルな店舗での人の交流は難しい状況の中でやってきました。コロナ禍が落ち着き、日常的に人の移動や出会いがもっと柔軟になった時に、どんな出会いや人の楽しめる場を更に作っていけるのかを考えると本当に楽しみです。

まとめ

今回は、カフェインタビュー第一弾として、居心地の良い、一人一人が本当に楽しめる場所を届け続けているミリオンパーセントさんにインタビューをさせて頂きました。 編集部もお伺いさせていただいたあとは一緒にボードゲームを遊ばせていただき、非常に楽しませていただきました。 住中さん、ミリオンパーセントの皆さん、本当に有難うございました。

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MILLION PERCENT

HP
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電話番号
070-8334-5260
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月~金:13:00~23:00
土日祝日:11:00~23:00
住所
東京都墨田区京島 3-13-6
アクセス
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