【クアルト】〜うっかり注意!木製のコマが美しい、変則4目並べゲーム〜
クアルトは4種類のコマを色、形、穴の有無、高さのいずれかで揃え、直線状に並べれば勝ちのシンプルな4目並べゲームですが、盤上に並べていくコマは相手が選択するという変則的ルールです。過去40年間に登場したボードゲームの中で世界最多の受賞歴を持つクアルトについて紹介します。
プレイ時間 | プレイ人数 | 利用シーン |
---|---|---|
10分 | 2人 | 晩酌のお供 |
1.クアルトのおすすめポイント
1-1.大人も子供も楽しめるシンプルなルール
クアルトは、4種類のコマを形、色、穴の有無、高さのいずれかで揃え、直線状に並べれば勝ちという、大人も子供も楽しめるシンプルなゲームです。
特徴として、盤上に並べていくコマは相手が選ぶというルールがあり、負ける時は必ず”自分が選んだコマ”で負けます。
つい見落として成立コマを渡してしまったり、間違ってもポーカーフェイスでターンが返ってくるなど、様々な楽しみ方があるところがこのゲームの魅力です。
1-2.インテリアにもなる美しいデザイン
木の素材で出来ているため、手触りも良く、見た目も美しい洗練されたボードゲームで、持っているだけでオシャレな気持ちにさせてくれます。
夜、お酒を片手に大人二人で浸りながら楽しむのもまた幸せなひと時ですね。
2.ルール、勝利条件
駒には種類があり、4×4のマスの縦・横・斜めのいずれかに、どれか一種類を統一して並べ、クアルトと宣言した方が勝利となります。
並べたら勝ちというシンプルなゲームですが、最大の特徴は、自分が置くコマは相手が選ぶというルールです。
ゲームの先行・後攻を決めて、先行のプレイヤーは相手に置かせるコマを一つ選択し手渡します。後攻のプレイヤーは盤上の好きなところに配置します。
受け取った際、盤上に一定数以上のコマがある場面なら要チェックです。
受け取ったコマで4個目が揃う列がないかをチェックします。揃っていなければ、次に相手に置かせるコマを選択します。これをお互いに続けていきます。もし揃っていたら「クアルト」と宣言したプレーヤーが勝利です。
以下の4パターンのいずれかを成立させる必要があります。
A: コマの色(白or黒)を4個揃える
B: コマの高さ(2段or1段)を4個揃える
C: コマの形状(丸or四角)を4個揃える
D: コマの穴(あるorない)を4個揃える
以下の画像では
Aが色(白)で4個揃っています。
Bが高さ(2段)で4個揃っています。
C(丸)、D(四角)が形で4個揃っています。
E、Fがコマの穴ありで4個揃っています。
3.例
以下の盤面で練習してみましょう。
自分がコマを渡す手番だとして、AとBを相手に渡してしまうと、Aは穴有り、Bは高さが揃ってしまうため、この場合に渡せるのはどちらとも被らないCだけということになります。
次にこちらの盤面だとAは形が既に揃っているため、気付くことが出来れば相手がクアルト宣言で勝利です。
また、自分がコマを渡すとしても、Bも形が、Cは高さが揃ってしまうため、渡せるのは被らないDだけということになります。(かなり苦しい展開です…)
4.ポイント
- ポーカーフェイスが重要!
うっかり成立してしまうコマを渡してしまっても、相手が気付かずにターンが返ってくることもあります。ポーカーフェイスを心掛け堂々としていましょう。
そのままゲームを続行し駒を渡してきた場合、こちらが気づいているならコマを受け取った瞬間に「クアルト」を宣言すれば勝利となります。
- 直線上に共通のコマが3つ揃っているリーチの場所を見つけたら要注意!
同じ特徴のコマはどれか、相手に何が渡せるのかなど、盤上のコマの配置と残っているコマの特徴を論理的に、かつ批判的に考えましょう。
- 同時に複数要素が揃うように配置と手渡しを組み合わせ!
揃える要素が4×2=8種類もあるので、よく注意していてもつい見落としてしまいます。
縦、横、斜めにダブルリーチ、トリプルリーチをかけながら、相手の渡せるコマを制限していくのが基本戦術です。
5. まとめ
子供も遊べるくらい簡単でシンプルなルールですが、お酒を飲みながら大人同士で遊ぶのもおすすめです。
クアルトが人気の理由は木製のコマが美しいオシャレなデザインにあり、ボードゲームとして遊ばない時はインテリアとして飾っていても違和感が無いです。
普段はインテリアとして飾り、遊びたい時にパッと遊ぶことができます。
クアルトは通常のサイズと小さいサイズの「mini」もあるので、家でじっくり遊びたい時は通常サイズ、外に持ち出したい時はminiを持っていくのも良いですね。
そのオシャレさに、普段はボードゲームで遊ばない方にもプレゼントとしても喜ばれることでしょう。是非何気ない日の贈り物にしてはいかがでしょうか。