【アズール(AZUL)】~2人でも楽しめる!王宮のタイル職人となり壁を装飾するボードゲーム!~
アズール(AZUL)は中世ヨーロッパの宮殿をモチーフとした発祥のボードゲームです。ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)2018の大賞の他、様々な賞を受賞しているボードゲームです。作者は"パリ"など他にも複数のボードゲームを作成しているミヒャエル・キースリング氏で、本作もオリジナル版の他、"シントラのステンドグラス"、"サマーパビリオン"といったシリーズが発売されています。今回はそんなアズール(AZUL)の概要を紹介します。
プレイ時間 | プレイ人数 | 利用シーン |
---|---|---|
30〜45分 | 2〜4人 | じっくり、友人と、家族と、カップルで |
1.アズール(AZUL)のおすすめポイント
最初に、アズール(AZUL)のおすすめポイントを3つ紹介します。
1-1.ここがおすすめポイント① – 3〜4人はもちろん、2人でも楽しめる!
アズール(AZUL)はルール上プレイヤーが2人以上いれば遊ぶことができます。人数に応じて、工房展示ボードというアイテムの枚数を減らすことで、ゲームバランスを崩すことなく遊ぶことができます。
1-2.ここがおすすめポイント② – 単純に見えて戦略性やコツがある!
1度やれば覚えられる簡単なルールですが、タイルを獲得するフェイズではプレイヤーの手番が時計回りで回ってくるので、どのタイルを取るのかを自分が装飾しているタイルや場のタイルの状況等を踏まえて考える必要があります。一見単純そうに見えますが奥が深いのもポイントです!
1-3.ここがおすすめポイント③ – 色とりどりのタイルが綺麗!
最後になによりタイルの"見た目や質感が美しい"という点が挙げられます。タイル職人となり装飾をしていくというゲーム性の本作ですが、1枚1枚のタイルが本当に可愛いので愛着湧くこと間違いなしです!
2.アイテムの紹介
次に、アズール(AZUL)をプレイする上で使われるアイテムについて紹介します。
ゲームの内容物
- プレイヤーボード(写真左上)
- タイル各色20個(右上)
- 工房展示ボード(右下)
- 布袋(左下)
- 得点マーカー(中央左)
- 先手プレイヤーマーカー(中央右)
3.ゲームの目的
アズール(AZUL)の目的について簡単に紹介します。
アズール(AZUL)はゲーム終了時に獲得したポイントが最も高いプレーヤーが勝者となります。
アズール(AZUL)は大きく分けて、 「タイル獲得のフェイズ」と「タイル貼りのフェイズ」があり、これらのフェイズをまとめてラウンドと呼びます。
「タイル獲得のフェイズ」では、円形に並べられた工房展示ボードの上にランダムに4つずつタイルが置かれた状態でスタートします。
プレーイメージ
1番手となったプレイヤーは先手プレイヤーマーカーを工房展示ボードの円の内側に置き、獲りたい工房展示ボードの上のタイルを獲得します。
この時、同色のタイルは同時に獲ることができますが、獲得したいタイル以外の色のタイルは工房展示ボードの内側に捨てます。
タイルを工房展示ボードの内側に捨てていく
獲得したタイルはプレイヤーボード左下の1マスから5マスあるいずれかの段に配置します。 同じ色のマスは同じ段にしか置けず、マスから溢れたタイルはプレイヤーボード下の失点マスに配置します。
各段はマスを埋めることで完成となり、次の「タイル貼りのフェイズ」で活用できます。 できるだけ失点を少なく、完成させられるようにしましょう。
赤いタイルを2枚とり、プレイヤーボードの上から2段目に配置した図
次のプレイヤーからは同様に獲りたい色のタイルを獲得するか、捨てられたタイルから1色をまとめて獲得するか選ぶことができます。
ただし、一番最初に捨てられたタイルの中からタイルを獲得したプレイヤーは先手プレイヤーマーカーも一緒に取らなければならず、この先手プレイヤーマーカーはこのラウンドで失点となります。
全てのタイルを獲り終えたら「タイル獲得のフェイズ」は終了です。
全てのタイルを獲り終えた図
次に「タイル貼りのフェイズ」ではプレイヤーボード左下の各段に配置したタイルのうち、 完成している段のタイルを1枚だけ横の壁に動かし、同じ色の場所に貼ることができます。
1段目の黒色のタイルを壁に貼った図
この時タイルを1枚貼る毎に決められたポイントを獲得することができます。 獲得したポイントの分だけプレイヤーボード上部の得点マーカーを動かします。
黒色のタイルの移動により得点マーカーを移動した図
最後に失点マスに配置されたタイルの数の分だけポイントが失点となり、得点マーカーを後退させます。 この時、ポイントが0点以下になることはありません。
完成した各段の移動をさせたタイル以外のタイルと、 失点マスに配置された先手プレイヤーマーカー以外のタイルは、箱の蓋に移し、一時的にゲームから除きます。
完成していなかった段のタイルは次のラウンドへそのまま持ち越しとなります。
ここで「タイル貼りのフェイズ」が終了となります。
1ラウンド目の終了時点の図
ここまでを1ラウンドとし、次のラウンドを先手プレイヤーマーカーを前のラウンドで獲得したプレイヤーから開始します。
ラウンドを繰り返し、プレイヤーボード上の壁に横一列にタイルを並べたプレイヤーが現れたラウンドでゲーム終了です。
ゲーム終了時に各プレイヤーが獲得したポイントが最も高いプレイヤーが勝利となります。
壁の上から2段目が横一列で揃った図(このラウンドでゲーム終了)
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
アズール(AZUL)は2人から4人までじっくりと楽しむことができ、シンプルなルールにも関わらず戦略性もある、非常に奥が深いゲームです!
ぜひ一度プレイしてみて下さい!